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病院の特色

1.内科

 内科には12人の常勤医師が在籍し、一般内科、呼吸器、感染症、循環器、消化器、腎臓、透析、総合診療科、救急などを診療している。

 「内科の特徴としては医師の年齢層が若返っていることが挙げられます。平均年齢は30代前半で、たまに私のような者もいます(笑)。循環器、消化器、呼吸器、神経、リウマチ・膠原病・アレルギー、透析などの専門科に分かれていますが、それら以外に総合内科的な意味合いで総合診療科があります。総合診療科にも専門医がいて、それぞれの内科にも専門医がいることに加え、沖縄県立中部病院から来ている医師たちは専門医でありながらも総合内科を診る力を持っているという3つの強さがあります。これにより、医師がスクラムを組んで、幅広く診ています。循環器での心臓カテーテル検査、消化器での上部、下部の内視鏡検査などの検査も多く、緊急にも対応しています。救急に関しても2.5次ぐらいまでの救急は当院で完結できています。」
 

2.小児科・産婦人科

 宮古郡内で唯一の小児の入院ができる病棟を有している。また、新生児室も備えているが、これも宮古郡内で唯一の未熟児医療を提供できる施設となっている。一方、産婦人科も宮古島市の中核病院として、NICUやGCUを併設し、地域周産期母子医療センターとして、ハイリスク妊娠や分娩を扱っている。宮古島市で帝王切開術ができる唯一の施設でもある。

 「常勤医師が4人おり、NICUやGCUで未熟児や新生児の呼吸不全の対応などもできています。産婦人科と小児科が連携し、緊急の帝王切開や乳児の血管内治療もしていますし、地域の小児科、産婦人科、母子の医療の最後の砦です。地域の母子医療を我々が守っていると自負しています。」
 

3.外科

 虫垂炎、胆嚢摘出術、ヘルニアなどの良性疾患のみならず、消化管、肝胆膵、乳腺などの悪性疾患への手術を積極的に行っている。地域の中核病院として、ERを併設しているので、救急科の医師と連携した緊急手術も24時間対応可能だ。近年は良性疾患はもちろん、悪性疾患にも鏡視下手術を行い、低侵襲の治療を心がけている。2017年の手術実績は507件、うち全身麻酔手術は300件を超えている。

 「常勤医師5人体制で、365日24時間の緊急対応をしています。専門医もいますので、外科の専攻医研修も可能です。2年ぐらい前から腹腔鏡下手術が増えてきており、高齢者の胆嚢摘出術のほか、最近ではがんにも取り組んでいます。腹腔鏡下手術のための新しい機械も導入したのですが、院内で一番豪華な設備になっていますね(笑)。脳神経外科医も2人おり、東京などの大都市の病院で行っている血管内治療が宮古島で繰り広げられています。脳神経外科の医師と神経内科の医師がチームを組んでいるので、脳梗塞の急性期治療にも24時間体制で対応しています。若い患者さんのくも膜下出血、頭部外傷、脳出血といった疾患にも専門性を活かして、高いレベルで治療にあたっています。」
 

4.整形外科・リハビリテーション科

 3人の医師が在籍し、外傷などの治療にあたっている。宮古島市では高齢者の大腿骨近位部骨折が多く、年間120例ほどの手術を行い、術後は早期に運動療法を開始し、筋力低下を防いでいる。

 「琉球大学医学部附属病院から3人の医師を派遣していただいています。1人は宮古島にいますが、2人は1、2年で交代します。宮古島は高齢者が多いので、整形外科は緊急手術も含めてニーズがあり、病院の収益を支えている診療科の一つです。私はリハビリテーション科の専門医でもあるので、院長の仕事、総合内科医としての外来業務、臨床研修のプログラムマネージャーとともに4足のわらじを履いています(笑)。リハビリテーション科医としては小児のリハビリもありますが、脳卒中、嚥下障害、末梢神経障害、神経難病などを診ています。旧病院のときは6人だったスタッフが今は13人になり、嚥下訓練チームも発足しました。私たちも週に1回はベッドサイドで患者さんの具合を診るリハビリの回診をしています。」

2020.10.01 掲載 (C)LinkStaff

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