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ゆりかごから看取りまで対応できる、
親切で信頼される病院を目指して

院長メッセージ

 医師には特に若いときには患者さんから色々なことを貪欲に学んでほしいとよく言っています。若いときに意欲がない人は将来、伸びません。卒後数年で将来の医師像が決まりますから、「鉄は熱いうちに打て」というのは本当なのです。将来の専門領域にこだわらず、広いベースを持って、さらに勉強してください。

「なんちゃって専門医病」にならないようにということも強調しています。極めて尖った専門分野を持った医師はそれはそれでいいのですが、そんな人はわずかしかいないのです。でも、自分があたかもそういう専門医であるかのように振る舞い、それ以外は診ませんという姿勢の人がいます。私はそれを「なんちゃって専門医病」と言っています。今の大学の医局は臓器別のところが多いですから、その弊害が出ているんですね。「なんちゃって専門医病」に罹った医師にならないためにも、若いうちはできるだけ広い視野のある医師を目指すべきですし、そのうえで専門医を取ってほしいです。

 当たり前のことですが、医師は特別な人ではありません。医師であるからといって、ルール違反は許されませんし、社会的な常識を持つことが求められます。その中で患者さんに寄り添える人がいい医師です。確かに、誰もが真似できないような技術を持っている医師には少しは許してくれる部分もありますが、患者さんに寄り添っていない医師は通常駄目です。

 明和病院の理念は「親切で信頼できる医療を目指す」ことです。患者さんに寄り添える気持ちと信頼される技術の2つを持った医師でないと、患者さんはついてきません。当院ではその2つを持った医師を求めています。勉強ができたから偉いわけではないし、受験勉強で難しい医学部に入ったとしても、そのときだけの話です。社会に出て、ヒトを診る医師になってほしいと思います。

2017.09.01 掲載 (C)LinkStaff

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