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「地域とつながり、安心感と温かみのある精神・高齢者医療を」
医療法人社団 研精会 稲城台病院
医局長メッセージ
今の世の中は病気に診断がついてから、医師が決まります。しかし、「病気の患者さんがいる」のではなく、「人が病気になる」のです。したがって、専門の診療科が違う医師同士が連携をしっかり取り、患者さんにとっての最善の医療を行うことが求められます。そのため、当院ではコミュニケーションをきちんと取ることのできる医師に来ていただきたいです。経験を積んできますと、どうしても自分の考えを一番だとしたがるところがありますが、色々な人の意見に耳を傾けることができないといけませんね。
急性期医療ですと、治療に関するガイドラインができていますので、治療の内容を選択しやすくなっていますが、高齢者や認知症を合併している患者さんにはどこまで治療を行うのが患者さんにとってベストなのかを考える必要があります。それは当院での仕事の面白味ですし、それを面白いと思える方は当院で活躍していただけるでしょう。
急性期病院は24時間の救急体制がありますので、どの医師でも一定水準の技量を持ち主治医の代わりができる体制が必要となります。ところが、当院では「代わりの利かない主治医」になることができます。精神に障害のある患者さんが手術をしたくない、ご飯を食べたくないといった訴えをしてきたときに、私の答えとほかの医師の答えが異なることもあります。だからこそ、患者さんやご家族との信頼関係が大切です。患者さんにとって、何をしなくてはいけないのかを考えるのは遣り甲斐になりますね。
当院は看護師をはじめ、コメディカルスタッフが優しい人ばかりですので、患者さんやご家族から「ここに来て、良かった」と言われることが多いです。この辺りは多摩ニュータウンの最後の開発が行われたところですので、これから急速な高齢化が見込まれます。ニーズは十分にありますので、是非、当院で経験を積んでください。
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