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「常に地域と共にあり、患者様と共に歩む」
医療法人清和会 ながはら病院

病院の特色

1.病院の特色

 ながはら病院の標榜科目は外科、内科、整形外科、循環器科、消化器科、皮膚科、リハビリテーション科、放射線科である。常勤医師は長原理事長を含めて3人で、多くの非常勤医師が在籍する。ながはら病院で目指しているのは「総合診療」である。外科、内科、整形外科、循環器科、消化器科、人工透析のある程度の区分けがあり、担当医師もいるが、かかりつけ医的な診療形態をメインに据え、複数の医師が一人の患者さんに関わっている。

「循環器科もありますが、特殊なカテーテルの手技や専門性の高い診療ではなく、地域の皆様が抱えておられる疾病を中心に、しっかりとした診療を提供していこうというのが主旨です。いくつもの医療機関をハシゴするようなご高齢の方が増えていますが、時間と費用がかかってしまっています。そういった方々を総合的に拝見しながら、重症度の高いものや特殊な疾患群に関しては専門的な医療機関にお願いをします。幅を持って診療しながら、一人の患者さんの総合的な診療形態を作ることを心がけていますね。私たちの父親世代がやっていた診療と近いかもしれません。」



2.透析

 週に3日の夜間透析を行うなど、力を入れている分野であり、広い範囲からの患者さんが来院している。

「皆さんが、特に高齢者の方が病状や何かで悩みが出たときに、今の医療形態ですと、どこを受診していいのか分からないとおっしゃいます。地域の開業医の先生のところで紹介された医療機関は利便性の面で難しかったりするようですが、私どもではそういった方々の『窓口』になって、ご相談を承っています。病院として引き受け、私どもで可能ならば診ますし、診療上、難しいケースであれば、ほかの医療機関にご紹介します。しかし、DPCの医療機関は短期入院がベースになりますから、対象疾患の疾病への一次診療はそこで完結できても、患者さんの身体事由によってはすぐさま在宅というのは難しいです。そこで、私どもとしては紹介しっぱなしではなく、これを足がかりとしたうえで、私どもに戻っていただき、総合的な診療形態の中でのキュアケアを兼ね備えた医療を提供しています。その患者さんの総合的な疾病管理を行って、本当に日常に戻れる状態を作ってさしあげることが私どもの特徴です。」



3.キュアケア

 長原理事長はながはら病院の診療の特徴はキュアとケアの両方を兼ね備えた「キュアケア」だと語る。

「病院透析ですので、一般のクリニックなどで透析を継続的にお受けになっている患者さんの中でも重症度の高い方や色々な合併症をお持ちの方、疾患のステージが進んだ方の日常透析をお引き受けしているのが特徴です。入口から最終的にお送りするまでの一連の形態を私どもの中で完結できる体制を作っています。この辺りはもともと田んぼだったのが開けてきた場所なので、皆さんが住んでいる場所というよりは働いている場所なんですね。透析の患者さんも仕事をしながらという方が多いので、夜間透析を行っています。そろそろ今のクールだけでは間に合わなくなりそうです。」

2016.03.01 掲載 (C)LinkStaff

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