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福岡県の医師転職状況 Q&A
- 転職により、仕事の負担を軽減しつつ、年収を維持または増加させることは可能でしょうか。
- ご勤務条件やエリアなどによっては、実現できる場合もあります。ご希望に一致する求人が見つからない場合は、最初は条件を広めに設定して、優先順位を整理しながらご検討されることをお勧めいたします。特にエリアは、お住いの地域だけでなく、近隣県などもご検討いただくと、ご希望に近い求人が見つけやすくなるかと存じます。
- 転職したいどれくらい前から転職活動を始めればいいのでしょうか。
- 一般的に、医師の転職活動は通常3～6か月ほどの期間を要すると言われていますが、内定までの時間は状況やタイミングによって異なります。したがって、転職希望のタイミングが具体的に決まっている場合でも、一般的な期間にこだわるのではなく、できるだけ早めに転職活動をスタートさせることが重要です。
- コンサルタントが紹介する求人に、匿名で応募はできますか。
- 医師転職支援サービスを利用する際、コンサルタントが提供する求人情報には一般的に匿名で応募することができます。また、個人情報は厳格に管理され、本人の許可なしに外部に漏洩することは絶対にありませんので、安心してサービスをご利用いただけます。
- 福岡県は九州地方で人口が最も多く、医療資源も充実している地域です。高度な先進医療を行う特定機能病院が4箇所あり、病院の総数は460、その中で一般病院が399、精神科病院は全国で2番目に多い61病院が存在します。クリニックの数は4,699で、有床クリニックは523あり、全国で最も多いです。人口10万人あたりの施設数では、病院が全国15位（9.0施設）、クリニックが全国11位（92.0施設）です。医師数は増加しており、2016年時点で全国5位の1万5,977人で、人口10万人当たりの医師数は296.3人と全国6位です。二次保健医療圏は13エリアに分かれており、2025年の推定必要病床数は6万5,383床、病床機能別割合は高度急性期7,317床、急性期2万1,314床、回復期2万1,123床、慢性期1万5,629床となっています。（出典：2018年医療施設（動態）調査、福岡県保健医療計画、福岡県医師確保計画）
- 福岡県の掲載中求人からみる年収
- 福岡県における医師の平均年収は901万4500円で、労働者数は701人、平均年齢は42.3歳、勤続年数は7.8年です。この年収の内訳は、「定期的に支払われる給与」（基本給＋残業代）が847万3200円、「年間のボーナスやその他の特別給与」が54万1300円となっています。全国の医師平均年収は1378万2900円で、「定期的に支払われる給与」が1260万4800円、「年間のボーナスやその他の特別給与」が117万8100円です。福岡県では、内科、外科、整形外科、リハビリテーション科、麻酔科、救急科などの求人が多く、産科、小児科の求人もあります。年収の幅は800万円から2000万円以上までと多様です。（出典：厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」）
- 20～30代の医師の状況
福岡県の転職環境
- 福岡県内の20代から30代の医師は合計4,886人で、この中で病院に勤務するのは4,664人、診療所で勤めるのは222人です。この年代の医師が全医師数に占める割合は30.7％で、全国平均の30.2％とほぼ同様です。福岡県は、2015年から子ども・子育て支援新制度を開始し、子どもや子育ての支援を強化しています。教育面では、進学校が多く、久留米大学附設高校、修猷館高校、福岡高校などがあります。久留米大学医学部は福岡県特別枠を設けています。（出典：厚生労働省「令和2年医師・歯科医師・薬剤師統計」）
- シニア医師の状況
- 福岡県における65歳以上の医師の数は2,894人で、この中で1,095人が病院に、1,799人が診療所に勤めています。65歳以上の医師が全医師に占める割合は18.2％で、これは全国平均の18.1％とほぼ同等です。福岡県の医師の平均年齢は50歳で、特に診療所では多くの高齢医師が働いています。診療所が多い福岡県では、定年を超えた医師にとっても活躍の場が広がっていると言えます。（参照：厚生労働省「令和2年医師・歯科医師・薬剤師統計」）
- ■ 福岡県の概要
2015年の福岡県の人口は約510.2万人で、2040年には470.5万人に減少する見込みです。一方で、75歳以上の人口は2015年の約63.5万人から2040年には約92.2万人へ増加すると予測されています。福岡市（東区）では、2015年に約163.5万人で、2025年に173.6万人、2040年に175.6万人へ増加が見込まれます。75歳以上の人口は2015年の約15.7万人から2040年には約29.6万人に増えると予想されています。（出典：日本医師会総合政策研究機構「地域の医療提供体制の現状（2020年）」）
■ 医療の現状
福岡県の1人当たり医療費は約36.8万円、介護給付費は26.1万円です。医師や看護師が多く、入院医療の急性期と慢性期の両方が高水準です。病床数や全身麻酔の数も多いです。（出典：日本医師会総合政策研究機構「地域の医療提供体制の現状（2020年）」）
■ 医療施策
福岡県では、医師数の地域偏在が問題となっており、自治医科大学の医師派遣やドクターバンク事業などでへき地医療を支援しています。久留米大学病院のドクターヘリや消防防災ヘリ、漁船を救急搬送に活用し、救急医療情報システムで迅速な対応を進めています。また、久留米大学医学部の学生に対する緊急医師確保対策奨学金なども提供しています。
地域事情
