「条件は人間ドックだけ」のはずが――専門医更新をかけた、健診医20年目の転職
契約終了と、専門医更新という切実な事情
私は健診医として20年以上のキャリアを重ねてきました。年明け早々、以前にもお世話になったイードクターへ転職の相談をしたのは、現在の勤務先との契約が3月末で終了することが決まっていたからです。私には一つ、切実な事情がありました。今の職場では人間ドックを担当できず、人間ドック専門医を更新するために必要な症例を積めずにいたのです。だからこそ次は、人間ドックを担当できる勤務先で働きたい。給与や勤務日数に強いこだわりはなく、その一点さえ叶えばすぐに見つかるだろうと、その時はまだ楽観していました。
簡単だと思っていた求人探しの、思わぬ苦戦
ところが、いざ探し始めると現実は厳しいものでした。健診医の募集自体はあるのですが、「女性医師のみ募集」「人間ドックは行っていない」「50歳代まで」といった条件で、私の希望に合う求人がなかなか見つからないのです。契約終了の3月末という期限は、刻一刻と迫ってきます。担当のコンサルタントは、改めて私に譲れない条件と譲歩できる条件を丁寧に確認してくれました。譲れないのは人間ドックを担当できること。逆に勤務日数や転居は受け入れられる――そう整理したことで、他府県まで範囲を広げて探してもらえることになりました。
願ってもない1件目と、まさかのお見送り
エリアを広げたことで、最終的に他府県の2件にまで候補が絞られ、面接へと進みました。1件目の医療機関は、午前が企業健診、午後は人間ドックの結果説明やフォローアップ外来という体制で、私がどうしても欲しかった人間ドックの症例をしっかり診られる環境。しかも給与は希望以上という、願ってもない条件でした。面接も施設見学も順調に進み、私自身ここで働きたいと強く思っていました。ところが数日後、まさかの採用見送りの連絡が。理由は、私の話し方に不安が残り、結果説明を任せきれない、というものでした。
自分の弱点と、正面から向き合えた転機
正直、ショックでした。健診や人間ドックに関しては20年以上の自負があり、勤務中やコンサルタントとの面談ではしっかり話せている。それなのに、なぜ――。コンサルタントと、私の苦手なことや面接での対応について深く話し合う中で、原因が見えてきました。私は面接になると極度に緊張し、あがってしまう性格だったのです。普段の実力が、最も大事な場面で相手に伝わっていなかった。情けなくもありましたが、自分の弱点と正面から向き合えたことが、次への大きな転機になりました。
人柄まで理解してくれた橋渡しで、掴んだ入職
2件目の面接に向けて、コンサルタントは医療機関と私の性格や状況を事前に細かく共有し、私とも医療機関の情報を一つひとつすりあわせた上で臨んでくれました。当日もやはり緊張はしましたが、入念な準備のおかげで、面接も施設見学もスムーズに終えることができました。後日、医療機関から「ぜひ来てほしい」と言っていただき、私も「ぜひお世話になりたいです」と即答。両者合意のもと、無事に入職が決まりました。希望を伝えるだけでなく、私の人柄や弱点まで理解した上で橋渡ししてくれたコンサルタントには、感謝の言葉しかありません。