リハビリテーション科医師の転職(上)
2013年09月15日 コンサルタントT
当社におきましては、転職をご検討されている数多くの先生方よりエントリーを頂いております。常勤勤務ご希望の大半の先生方は3ヶ月から半年で転職を決定されます。しかしながら諸事情により転職を断念、延期される先生も中にはおられます。私共はこのようなケースの先生方のアフターフォローも兼ねまして、頂戴しました先生の連絡先に定期的に近況お伺いのご連絡をさせて頂いております。
B先生もこのような先生のお一人で、去年の10月下旬に私が先生にご連絡をさせて頂きました。突然のご連絡にも拘らず、B先生は丁寧に受け答えして頂きました。先生は現勤務先について、「前回のエントリー時と状況は変わって無いけど、最近、リハビリテーション医療についての考え方が病院上層部と食い違いが出てきてね。良いところがあれば紹介して欲しい。」と本音を漏らされました。早速、ご面談の約束を入れました。
B先生は50代男性でご出身地は関西ではありましたが、首都圏の私立医科大学をご卒業されました。ご家庭の事情で、卒業後約5年間民間企業に一般職として勤務されていました。その後ご出身大学の医局に入られ、関連病院で内科、リハビリテーション科の経験を積まれました。約6年前に医局を出られ、ご出身地の総合病院のリハビリテーション科に就職されました。
先生は「去年、院長先生が内科から脳神経外科の先生に代わってから、リハビリテーション科の位置づけが、脳外科医師が急性期の患者を担当していて、加算の取れなくなる3週間目に老健に送る前の慢性期の加算の点数稼ぎみたいに個人的に思えてきた。自分が目指してきたリハビリテーション医療と病院の方向性がずれてきたように感じる。」と話されました。
早速、用意してきた関西エリアでのリハビリテーション科の求人をご案内しました。
リハビリテーション科の医師求人はたくさんありましたが、それらの中で、施設基準が運動器リハⅠ、呼吸器リハⅠ、脳血管リハⅠで病床数400床(回復期リハ病棟52床)の医療機関が先生のお目に留まりました。
早速、先方医療機関に先生の匿名打診を行い、面接を設定致しました。
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