医局人事への不信感
2003年10月15日 コンサルタントW
大学医局に在籍するS医師は38歳。循環器内科の医長として心カテ検査 約1,600件、PTCA 約500件、心カテアブレ-ション 約400件の執刀・指導と活躍。
昨年、医局人事により某公立病院への派遣から、人生の転換期を迎えることとなる。
派遣先の認識の甘さから、カテ治療の開始も患者が増えず症例件数が激減し、今ではオペ前の心機能チェックがほとんど。病院側も楽観的で、培ってきたスキルが生かせないことに日々腹立たしさを感じるようになる。しかも1500万から1000万への大幅な年収ダウンとなった。医局を離れることに対しての不安はあったが、年収ダウンが決定的な原因となり転職を決意。
そこで地域では循環器医療の充実している病院を紹介。病院側はS医師の経験とともに患者さんへの姿勢、熱意を大きく評価、S医師は診療体制がしっかりしていることや年収が1600万になることで満足し2回の面談で合意に達し、入職が決定した。スキルを生かした治療ができる環境を得て、充実した毎日を送っている。
完
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