法務省 矯正局(矯正管区)では
矯正医官を募集しています。
矯正医官は、犯罪や非行を犯し、あるいは犯した疑いがあるとして矯正施設(刑務所・拘置所・少年所・少年鑑別所)に収容されている人に対して、医療措置や健康管理を行います。
収容されている人の中には心身とも著しく病んでいる人もおり、適正な医療を提供することは、彼らの改善更生にとって不可欠です。
- 1.官職
- 法務技官(※医師、常勤の国家公務員です。)
- 2.担当業務
- 被収容者の診察、治療
被収容者の疾病の予防及び健康管理 等 - 3.募集施設等
- 全国の刑務所、少年刑務所及び拘置所、少年院並びに少年鑑別所(※詳細は各管区の募集情報をご覧ください。)
- 4.応募資格
- 医師免許を有する方 (※年齢不問(ただし、65歳以上の場合には3年から5年の任期を定めた採用となります。))
- 5.待遇等
-
◆給与、諸手当
一般職員の給与に関する法律の規定に基づき、医療職俸給表(一)が適用され、経験年数に応じて給与が決定されます。
このほかに、各種手当(扶養手当・住居手当・通勤手当・期末手当・勤勉手当・超過勤務手当)が支給されます。◆勤務時間
1日当たりの勤務時間は約8時間であり、1週間当たり5日間の勤務(週休2日制)となります。
(※ほとんどの施設で、当直勤務がありません。育児中の方などのご応募を歓迎します。)◆福利・厚生
国家公務員は、国家公務員共済組合に加入することとなり、組合員として各種の給付を受けることができます。また、共済年金制度の適用を受けることができます。その他、組合員とその家族の方々のための、様々な制度・事業があります。ご希望により、隣接する官舎に入居していただくこともできます。◆その他
医療刑務所長、医療少年院長、大規模刑務所の医務部長等、医系幹部職員への登用の道も開かれています。
札幌矯正管区 募集情報
- 募集施設
現在募集している施設はありませんが、欠員が生じることもありますので、
興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒007-0801 札幌市東区東苗穂1-2-5-5
TEL : 011-783-5047 (矯正医事課長)
E-mail : sapporo.kyousei.ijika@gmail.com
仙台矯正管区 募集情報
- 募集施設
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒984-0825 宮城県仙台市若林区 古城3-23-1
TEL :022-286-0111 (矯正医事課長)
E-mail :sendai.kyouseiijika2@gmail.com
東京矯正管区 募集情報
医療専門施設及び医療重点施設(血液内科専門医,内科総合診療医)
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒330-9723 埼玉県さいたま市中央区新都心2-1 さいたま新都心合同庁舎2号館13階
TEL : 048-600-1518 (矯正医事課長)
E-mail : tokyo.kyousei.ijika@gmail.com
名古屋矯正管区 募集情報
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒461-0011 愛知県名古屋市東区白壁1-15-1 名古屋合同庁舎第3号館
TEL : 052-971-5968(直通) (矯正医事課長)
E-mail : nagoya.kyousei.ijika@gmail.com
■ 宮川医療少年院 診療所 | |||
所在地 | 三重県伊勢市小俣町宮前25 | 募集診療科目 | 精神科 |
主な医療設備 | 心電図 | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR宮川駅より徒歩約20分 | ||
コメント | ・当直勤務はありません。 ・外部医療機関での研修又は兼業も可能です(条件有)。 ・国家公務員としての身分が保証されます。 ・ご希望により職員宿舎の提供が可能です。 |
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■ 金沢刑務所 医務課診療所 | |||
所在地 | 石川県金沢市田上町公1番地 | 募集診療科目 | 総合内科・外科等 |
主な医療設備 | レントゲン、心電図計、超音波エコー、胃内視鏡 | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR「金沢駅」兼六園口のバスのりば7番より、北鉄バス「朝霧台行」に乗車。「田上二丁目」下車後、徒歩2分 | ||
コメント | ・当直勤務はありません。 ・外部医療機関での研修又は兼業も可能です(条件有)。 ・国家公務員としての身分が保証されます。 ・ご希望により、職員宿舎の提供が可能です。 |
大阪矯正管区 募集情報
■ 大阪医療刑務所 病院 | |||
所在地 | 大阪府堺市堺区田出井町8-80 | 募集診療科目 | 内科、外科 |
主な医療設備 | CT、レントゲン、手術室、検査室、薬局等 | 当直の有無 | 有 |
交通アクセス | JR堺市駅より徒歩15分 | ||
コメント | 専門医師として主に専門科目の診療に従事していただくことになります。 | ||
■ 和歌山刑務所 診療所 | |||
所在地 | 和歌山市加納383 | 募集診療科目 | 外科 |
主な医療設備 | レントゲン、歯科用パノラマレントゲン、エコー、心電図、胃カメラ | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR線紀伊中ノ島駅から徒歩18分 | ||
コメント | ・近年、施設内の高齢化が進んでおり、特に足腰の弱っている者が多く、転倒等の外傷等による治療を要する機会が増えています。 | ||
■ 加古川刑務所 医務課診療所 | |||
所在地 | 兵庫県加古川市加古川町大野1530番地 | 募集診療科目 | 精神科・内科 |
主な医療設備 | レントゲン・心電図・超音波診断装置 | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR加古川線日岡駅から1.1キロメートル | ||
コメント | 当直はありませんので、勤務時間に制約がある方に適しています。 | ||
■ 神戸刑務所 医務部診療所 | |||
所在地 | 兵庫県明石市森田120 | 募集診療科目 | 内科、総合診療科 |
主な医療設備 | レントゲン、上部消化管内内視鏡、エコー | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR神戸線西明石駅からバス5分または徒歩15分 | ||
コメント | ・被収容者の診察や健診などの健康管理が主な業務となります。 ・診察時には必ず刑務官が立ち会います。 ・当直勤務はありません。 ・診療所医師として総合診療に興味をお持ちの先生を希望しています。 |
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■ 京都刑務所 医務課診療所 | |||
所在地 | 京都府京都市山科区東野井上20 | 募集診療科目 | 内科、総合診療科 |
主な医療設備 | レントゲン、心電図計、エコー | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | 京都市営地下鉄東西線東野駅下車徒歩10分 | ||
コメント | ・常勤医師3名在籍(内科2・外科1) ・業務としては、被収容者の診療行為のほか、職員の検診などの健康管理や診療所の運営・管理業務も受け持つことになります。 ・一定の条件下、兼業・外部医療機関での調査研究、フレックスタイムが可能です。 ・庁舎に隣接した無料宿舎への入居が可能です。 |
広島矯正管区 募集情報
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒730-0012 広島市中区上八丁堀6番30号
TEL : 082-223-8272 (矯正医事課長)
E-mail : hiroshima.kyousei.ijika@gmail.com
■ 広島刑務所 医務部診療所 | |||
所在地 | 広島市中区吉島町13-114 | 募集診療科目 | 内科、外科、総合診療科、精神科 |
主な医療設備 | レントゲン、心電図計、CT、人工透析機器、胃カメラ、エコー等 | 当直の有無 | 無 |
交通アクセス | JR広島駅から3番バス乗場広島バス「吉島営業所」行き等羽衣町バス停下車(約20分)徒歩5分 | ||
コメント |
・国家公務員としての身分が保障され、各種手当の支給や年次休暇が取得できるほか、隣接する職員宿舎(無料)に入居可能です。 ・当直はありませんので、勤務時間に制約がある方にも適しています。 ・診察の際は、必ず刑務官が付き添います。 ・医療スタッフ、医療設備も充実しています。 ・勤務時間のうち、大学や外部医療機関での調査研究や兼業、希望によるフレックスタイム制が可能です。 ・広島市街へのアクセスも良好です。 ・受刑者の立ち直りを支えていく等、再犯防止に重要な業務であり、社会貢献に大きな役割を果たせる仕事です。 |
高松矯正管区 募集情報
現在募集している施設はありませんが、欠員が生じることもありますので、
興味のある方はお気軽にお問い合わせ下さい。
本矯正管区内核施設における募集、矯正医官に関する質問等は、下記までお気軽にお問い合わせ下さい。
〒760-0033 香川県高松市丸の内1-1
TEL : 087-822-4457(矯正医事課長)
E-mail : takamatsu.kyousei.iji@gmail.com
福岡矯正管区 募集情報
〒813-0036 福岡市東区若宮5丁目3-53
TEL : 092-661-1173(直通)(矯正医事課長)
E-mail : fukuoka.kyousei.ijika@gmail.com
一般のドクターにはなかなかなじみの薄い仕事だと思います。
そこで、インターネットによる公募を通じて、平成21年度9月に大阪矯正管区管内刑事施設の医務部長として採用となったドクターにインタビューを行いました。
- Q:矯正医官として採用されるまでの御経歴を教えてください。
- A:大学卒業後、大学病院、公立病院、私立病院の勤務医として合計19年間、開業医として8年間、主に精神科と一般内科の診察をしていました。その後、平成21年9月1日に現在勤務している刑務所で採用となりました。
- Q:矯正施設における勤務の様子について教えてください。
- A:医務部長として、月曜から金曜までの週に5日間勤務しています。定例の会議の他、毎日、精神科を中心とした診察をします。 医務部全体の管理・指示を行い、時間の許す限り、他医師の診察にも立会してアドバイスをしています。また、週に1~2回、収容居室棟を保健助手とともに回診・治療をしています。時折、拘置支所に往診に行ったり、月に1回、近隣の刑務所にて精神科の診察をしたりもしています。
- Q:矯正施設での勤務に不安はありましたか?実際に仕事をしてみていかがでしたか?
- A:ほとんど不安はありませんでした。実際に仕事をしてみて、職員の動きは迅速であり、指示はよく守られ、病院のころより仕事がやりやすく、仕事上でのストレスはほとんど感じません。他部門を含めて、職員は協力的であり、時に、被収容者からの威嚇的な言動はありますが、周りのサポートにて、恐怖や厭な気分は感じていません。
- Q:矯正医官として勤務されるようになって、生活スタイル等に変化はありましたか? どのように変化しましたか?
- A:現在は単身赴任していますが、週末は実家に帰っています。当直がなくなり、仕事もほぼ定時に終われますので、心身ともに余裕ができました。
- Q:矯正医官の仕事の魅力は何でしょうか。
- A:各部門及び各職員の医師に対する協力体制がしっかりとしており、矯正医官というのは、きわめてストレスの少ない仕事です。 また、こちらが懸命に働けば、その結果はどうであれ、周りの職員はそれに必ず応えてくれるので、仲間意識も醸成され、職場の人間関係は、病院とは比べものにならないくらいに良いです。また、実に色々な病気に対応せざるを得ないのですが、時間的な余裕があるので、自分なりに勉強ができて、生きた経験も増え、それも魅力の一つです。何にしても、矯正医官という仕事は、私にとっては、誇りを持てる仕事なのです。
- Q:矯正施設での勤務を検討されている方へのメッセージをお願いいたします。
- A:現在勤務している矯正施設は、医師である私をとても大切にしてくれます。また、矯正医官は、ストレスの少ない・誇りの持てる、そんな数少ない仕事です。27年間一般の病院などで働いてきて、確かにそう感じます。55歳で矯正医官になりましたが、 定年延長でもしてもらって、できる限り永く矯正施設で働きたいと思っています。大切にしてもらっていることに甘えることなく、私自身が、施設を、職員をそして被収容者を大切に考えて、誇りを忘れずに日々過ごしたいと思います。時折苦しいこともあるけれど、そのあとには必ず大きな達成感と喜びのある仕事です。若手、ベテランを問わず、何か今までとは違うものを求めていられる医師に、私は心から矯正医官の道をお勧めします。
- どんな病気が多いのですか?
- 刑務所では生活習慣病(高血圧、糖尿病)、腰痛症、少年院では、ぜん息等呼吸器系疾患の患者の割合が多いです。
- 被収容者の治療は、すべてその施設の矯正医官が行うのですか?
- 専門的な治療や検査が必要な場合には、医療刑務所に移送したり、外部の医療機関と連携して対応することとなります。
- 医師をサポートしてくれるスタッフはいるのですか?
- 受刑者や非行少年を診察する際には、必ず刑務官や教官が付き添います。またほとんどの施設で、准看護師の資格を有する刑務官や教官が医務部(課)に配置されているほか、薬剤師や臨床検査技師などのスタッフが配置されている施設もあり、医師をサポートしています。
- 研修の機会などはありますか?
- 医療技術の向上に資すると認められる場合などについては、勤務時間の内外を問わず、大学医学部等に派遣するなどして、研修として診療、研究等に従事する機会を設けています。また、医師個人で矯正医療に必要な研修、学会等に参加する際、経済的負担を緩和する制度もあります。
- 刑務所や少年院で勤務していて、受刑者や非行少年から、脅かされたり、殴られたりすることはないのですか?
- 受刑者や少年を診察していただく際には、必ず刑務官や教官が付き添う事になっていますので、脅かされたり、殴られたりする心配はありません。
- 兼業は可能ですか?
- 勤務時間の内外を問わず、報酬を得て外部医療機関等で診療を内容とする兼業を行うことが可能です。
- 矯正施設は全国にあるとのことですが、転勤はどの程度あるのですか
- 医師の転勤については、御本人の意向を最大限尊重して行われています。
- 医療訴訟が発生した場合、どのような対応を採るのでしょうか?
- 医師個人が訴追を受けるのではなく、国として個々の訴訟に対応することになります。
- まだ、矯正施設のことがよくわからないのですが、詳しい説明を聞いたり、見学をしたりすることはできますか?
- 業務内容についての詳しい説明や矯正施設の見学を希望される方は、本ページ下段または各管区募集ページにある問い合わせ先おに遠慮なく尋ねください。
- 刑務所で医師として働くにはどのような資格が必要ですか?
- 刑務所で医師として働くには、日本の医師法に基づき医師免許が必要です。また、刑務所内での医療行為については、
刑務所法や医療法などの法律や規則に従う必要があります。
刑務所の医療求人の詳細はこちら→ - 刑務所で働く医師の年収はどのくらいですか?
- 刑務所で働く医師の年収は、医師の経験年数や地域、勤務時間帯などによって異なりますが、一般的には約700万円~1000万円程度と言われています。
刑務所で勤務する医師の年収や待遇面などの詳細はこちら→ - 刑務所で医師として募集している場合、どのような業務内容がありますか?
- 刑務所で医師として募集されている場合、主な業務内容は受刑者の健康管理や医療行為の実施、必要に応じた処方箋の発行、医療相談の受け付けなどです。
また、刑務所内の医療施設での勤務がほとんどであるため、施設の運営に関わる業務もあります。
刑務所内で働く医師の業務内容などの詳細はこちら→ - 刑務所で働く医師の給与にはどのような要素が含まれますか?
- 刑務所で働く医師の給与には、基本給や職務手当、年次手当、家族手当などが含まれます。また、勤務時間帯や時間外勤務に応じた手当も支給される場合があります。
刑務所の医師に関する給与や手当などはこちら→
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