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~とんがった病院を目指して~
伊賀市立上野総合市民病院

プロフィール

伊賀市立上野総合市民病院

伊賀市立上野総合市民病院

 伊賀市立上野総合市民病院は、三重県のみならず、滋賀県、京都府、奈良県の一部にも及ぶ約20万人の医療圏を抱えた、19診療科で281床を有する病院である。1955年4月に上野市丸之内158番地に「上野市民医院」として発足した後、様々な変革を経て、2004年11月に上野市、阿山町、伊賀町、大山田村、島ヶ原村、青山町が合併したことによる伊賀市の発足に伴い、名称を「伊賀市立上野総合市民病院」と改めた。三重県災害拠点病院として認定され、2013年には伊賀地区で初めて三重県がん診療連携推進病院に指定された。伊賀地域の中核病院としての役割を果たすべく、中長期計画を基に院内改革を推進し、がん医療、生活習慣病、整形外科を中心に、地域医療を総合的に自己完結できる施設作りに邁進してきた。新たに開設したがん免疫栄養療法センターは在宅がん医療へと守備範囲を広げ、さらに免疫栄養療法は対象疾患を生活習慣病、透析医療へと広げている。
 今回は伊賀市立上野総合市民病院の三木誓雄院長にお話を伺った。


三木誓雄院長

三木誓雄(ちかお)院長プロフィール

<略歴>
1984年に三重大学を卒業後、三重大学医学部附属病院第二外科に入局し、研修医となる。1985年に桑名市民病院外科に医員として勤務する。1990年に三重大学大学院医学研究科博士課程(外科学専攻)を修了する。1990年に四日市社会保険病院に勤務を経て、1992年に三重大学医学部附属病院第二外科助手に就任する。1992年にイギリスのUniversity of Birmingham に留学し、Queen Elizabeth Hospital のLiver Unit でSurgical Registrarとなる。1994年に三重大学医学部附属病院第二外科に復職し、1998年に三重大学医学部附属病院第二外科講師に就任を経て、1999年に三重大学医学部附属病院第二外科助教授に就任する。2005年に三重大学大学院医学系研究科(病態修復医学講座消化管・小児外科)で准教授に就任する。2007年に三重大学医学部附属病院教授に就任し、病棟部門長、がんセンター手術部門長を兼任する。2011年に伊賀市立上野総合病院に院長として着任する。

<免許>
1984年5月31日 第77回医師国家試験合格 医師免許証(第284187号)
1993年1月5日 英国医師免許(General Medical Council医籍登録第165951号)

<認定医・専門医・指導医など>
・日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本大腸肛門病学会専門医・指導医
・日本消化器病学会専門医、日本がん治療認定医機構暫定教育医、がん治療認定医、消化器癌外科治療認定医
・日本消化管学会認定医、日本静脈経腸栄養学会TNTコアスタッフ、ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター、欧州静脈経腸栄養学会LLL修了

<学会評議員など>
・日本外科学会(評議員:2000年4月~2002年4月)(英文誌査読委員:2003年4月~)(専門医試験ワーキンググループ:平成20年9月~)
・日本消化器外科学会(評議員:2009年6月~)
・日本大腸肛門病学会(専門医試験ワーキンググループ:2003年4月~ 評議員:2007年~)
・日本臨床外科学会(評議員:2005年1月~)
・日本外科代謝栄養学会(評議員:1999年7月~)
・日本静脈経腸栄養学会(評議員:2010年6月~)
・日本癌治療学会(評議員:2007年8月~)
・日本消化器病学会(東海支部評議員:2006年12月~)
・東海外科学会(評議員:2004年11月~)

<その他>
・Sentinel Reader for Evidence Based Medicine, Health Information Research Unit, McMaster University, Ontario, カナダ(2004年5月~)
・International Advisory Board, Interventional Oncology Society, ベルギー. (2008年6月~)
・Editorial Board, International Journal of Clinical Oncology, 日本(2007年7月~)
・ドイツ癌研究センター、ドイツ・イスラエル相互癌研究プロジェクト、外部評価委員 (2007年8月)
・英国・王立グラスゴー総合病院、R&D研究プロジェクト、外部評価委員 (2009年~)
・三重県医師会勤務医委員会委員
・厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業班員

<専門分野>
腫瘍外科、消化器外科

<資格・認定など>
英国医師免許 日本外科学会専門医・指導医 日本消化器外科学会専門医・指導医 日本大腸肛門病学会専門医・指導医 日本消化器病学会指導医 日本がん治療認定医機構・暫定教育医 がん治療認定医  消化器病癌外科治療認定医 日本消化管学会認定医 日本静脈経腸栄養学会 TNTコアスタッフ ICD(インフェクション・コントロール・ドクター) 欧州静脈経腸栄養学会LLL終了  国立大学法人三重大学・客員教授 三重大学医学部附属病院・臨床教授 三重大学大学院医学系研究科・リサーチ・アソシエイト 名古屋大学医学部客員研究者

<学会活動など>
《評議員》日本消化器外科学会 日本大腸肛門病学会 日本臨床外科学会 日本外科代謝栄養学会 日本静脈経腸栄養学会 日本消化器病学会東海支部 東海外科学会
《専門医試験ワーキンググループ》日本外科学会 日本大腸肛門病学会
《英文誌査読委員》日本外科学会
《その他》
Sentinel Reader for Evidence Based Medicine,
Health Information Research Unit, McMaster University, Ontario, カナダ
International Advisory Board, Interventional Oncology Society, ベルギー
Editorial Board, International Journal of Clinical Oncology, 日本

ドイツ癌研究センター、ドイツ・イスラエル相互癌研究プロジェクト、
外部評価委員 英国・王立グラスゴー総合病院、R&D研究プロジェクト、
外部評価委員 三重県医師会勤務医委員会委員
厚生労働科学研究費補助金難治性疾患克服研究事業班員

病院の沿革

 1955年4月に三重県上野市丸之内158番地に「上野市民医院」として発足し、1956年6月に「上野市国民健康保険直営市民病院」となる。1978年に名称を「上野総合市民病院」と改める。
 1996年3月30日に新病棟が完成する。新病棟には回復室、人工透析療法、磁気イメージング装置、全身用コンピュータ断層装置、自動化学分析装置、超音波断層装置、アンギオ装置などを設置し、高度医療サービスの提供に努める。
 1999年度からは検診バスによる職場検診や院内での人間ドックなど、地域の健康管理にも貢献できる体制づくりを進めるとともに、療養型病床群を採用する。
 2000年度には在宅介護支援センターを設置し、入院患者さんの社会復帰に向けての各種の相談に応じるとともに、MRIや乳腺撮影装置などの導入と、外来診療にかかる医薬分業や入院患者さんに対する服薬指導、病棟薬局での薬剤管理などに取り組む。
 2004年度には入院環境の改善を図るため、3階、4階、6階と順次、病棟の大規模改修を行う。
 2004年11月に上野市、阿山町、伊賀町、大山田村、島ヶ原村、青山町が合併し、伊賀市の発足に伴い、名称を「伊賀市立上野総合市民病院」と改める。
 2007年度には、市民の健康増進施設としてPET-CTを核とした健康・健診センターを設立する。
 2013年3月には伊賀地方で初めて「三重県がん診療連携推進病院」に指定される。

2014.10.01 掲載 (C)LinkStaff

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